やっぱり傷だらけにしたから怒ってるのかな。 値段も高そうだったもんね。 そう思ってそっと顔をあげる。 彼はボタンを手にとってじっと見つめている。 あー。 ほらやっぱり。 さっさと返せばこんなことにならなかったのに。 彼に気づかれないように小さくため息つく。 「…いいよ、 持っておきたいならアンタにやる」 彼はそう言った。