「は?」 「だーかーらー。 アタシが先に殴った」 また驚く顔をする紫竹さん。 まあ、 彼の周りにはアタシみたいな男と平気で殴り合いの喧嘩する女っていないんだろうな。 だから。 どうせとんでもないじゃじゃ馬だとか言うんでしょ? そんなの女じゃないとか言うんでしょ? 「へー…強いんだな」 あれ。 なんで? ここは呆れるって場面じゃないの? アタシは彼の言葉に何をどう答えていいのかわからない。 なんだか。 ちょっと。 えっと。 焦る。