そうだ。 アタシはこないだカウンターで応対してくれた女性行員を思い出した。 彼女に預けて… 返しておいてもらおう。 石橋さんていうひとだったっけ。 えーっと。 あ、いた! アタシはちょうど接客が終わった石橋さんのところへ向かう。 「あのっ、仕事中、 スミマセン…」 「あ、こんにちは…」 彼女はアタシのことを覚えていてくれたようですぐ笑顔で応えてくれた。