そしてアタシは中庭に急ぐ。 カフスボタンを探さないと…。 アタシは階段を駆け下りて中庭に向かう。 確かこのベンチのあたりに…。 落ちた場所のあたりにやってきたアタシは膝をついて必死になってさがす。 探しながら手の甲に涙が落ちる。 悔しい。 哀しい。 暗くなったらもう余計に探せなくなる。 早く見つけなければ…。