恋するカフ・リンクス


「…言われた。
背が高いのは邪魔だって。
みんなもきっとアタシのこと…」

アタシはあのときのことを思い出す。


「そうか?
俺はそう思わないけど?」

え?
そうなの。

うっとうしいとか邪魔とか思わないの。


返ってきた意外な言葉になんだか。


このひとはちゃんとアタシのこと、
見てくれてるのかもしれない。

世間一般からの目ではなく。

アタシ自身。