苗字でアタシのこと呼び捨てするのってホント先生くらいだもの。 「コハルって呼べって言ってんの!」 「変な奴…」 「紫竹さんに言われたらおしまいやね」 そう言ってアタシはえへへと笑う。 さっきまで泣いてたくせに。 「…大丈夫か?」 少しして紫竹さんは言った。 やっぱり彼は全部聞いていたんだ。 コウセイとアタシのやりとり。 ばれちゃ仕方ないよねー。