ふと顔を上げると大きな窓。 車が忙しそうにライトを点灯させて走る。 外は暗くそのせいか店内の情景が反射されてよく見える。 紫竹さんがいる。 書類を広げながら。 何か書きながら。 こっちを見てる様子はない。 でも なんとなくわかる。 たぶん 紫竹さんはアタシたちの話を聞いている。