ピンポン。 呼び鈴とともに番号が光る。 「あ、アタシ行きます」 そうしてアタシは呼ばれたテーブルへと向かう。 「いらっしゃいませ、 ご注文はお決まりでしょうか?」 営業用スマイルを振りまいてハンディーターミナルにテーブル番号を入力する。 「えっと…」 ん? その声。 再び… どこかで聞いた声。