恐怖でひとりでに腰をねじって

身体が逃げる

「もう…やめて…だめ…だめ…」

でも部下の腕に太ももを固定される

更に根元に近いところに

もう一本…また…

「やめてええええっ!」

針が…針が突き刺さる…

「ぐああああああああっ!」

(ああああっ…イイっ…イイっ!)

男がまたイク

ベッドに股を開いて腰掛け

股間を両手で押さえ

喘ぎながら…のけぞって

高級な茶色のスーツを着たまま

股間に黒いシミが広がっていく

(もっと深くっ!)

暴れないようもう一人に

後ろから羽交い締めされながら

更に2本目が深く肉を貫いていく

「いやああっ!やめて!やめて!」

でもヤラれてることに比べて

痛みが鈍いことに背筋が凍る

だけどこんなになっても

クスリに身体を耐えさせられる

それどころか

それどころか快感すら僕は

なぜ…抗うことができない

こんな外道な責めが僕の身体に…?

(大丈夫だ…ヤクが効いてて…感じな

いだろう?…もっと突き刺せよ…裏

に抜けるのが見たいんだよ!)

ああ…麻痺していて遠いよ

2本の長い針で

串刺しになった僕の性器が

これはほんとに…僕の身体なの?

痛い…鈍痛が…下腹部に広がって

助けて

お願い助けて

尿道のあたりに焼けつくような

灼熱感が走る

「ああああっ!」

針が…また突き抜けて

(ああああっ!たまらないっ!出る

出るっ!出るっ!)

また男の絶頂の歓喜の声が