「いつものそれが来なくなったこと
を確信したのは12月6日から1ヶ月
経った日のことだった…解放感と同
時に私は虚ろな悲しみを感じた…そ
れは私には驚きだった…私はまだ女
を愛していたことに気がついたんだ
…その子供もね…なんの保証もない
のに…なんの証拠もないのに私はそ
の写真の手を自分の子供だと確信し
ていた…彼女の黒い噂はたまに公安
でも聞かれていた…彼女が死んだの
ではないようだと踏んだ…それとも
私をゆする計画を取り止めたのか…
写真が来ないだけでやはりレスポン
スは皆無だった…」
「売られたんだよ…父さん」
彼が突然口を開いた
「子供好きの金持ちの変態野郎に買
われたんだよ…11歳の時に…あんた
の好きだった女は自分の子供を高値
で金に替えたんだ…あの写真はあん
たにも送られていたのか……誕生日
に撮られる右手の写真…だがそれは
何枚もプリントされて複数の男共に
送られていたんだがな!…あんたは
自分から動かなかっただけだ…他の
後ろめたい男らにとっては良く効く
薬だったらしい…次々連絡を寄越し
て金を持ってきた…察しが良すぎる
のも損なもんだ…私も分け前を小遣
いがわりにもらった…だが私が売ら
れてからは誕生日の写真撮影はなく
なった」



