「起きなさい、由奈! 朝ごはんできたわよー。」 お母さんの声に沈んでいた意識を引き上げられて、 怠い体に鞭を打って起き上がる。 時計をみたら、いつも家を出る時間の五分前をさしていて… ん?五分前? 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 朝から近所中に、絶叫がこだました。