放心状態のまま家に帰って、 冷静になってから気付いたのは 彼が何者なのか私はまったく知らないし、彼は私の弱味を握っていて逆らえないという事実。 名前も正体も分からないうさぎ系男子改め、猫被り系男子に 今の生活を壊されるんじゃないかと、不安でたまらなくなる。 取り敢えず、明日またあそこにいくしかない。 結局それ以外の良い考えなんて思いつかず、重い頭を抱えながらベッドになだれこんだ。