私達は、何かを喋る訳でもなく手を握ったまま沈黙が続いた。
「珠理」
振り向いたと同時に、後頭部を引き寄せられ口を塞がれた。
あ、頂上・・・・・。
『ねぇ、珠理。知ってる?』
『何が?』
『観覧車に乗って頂上でキスをするとそのカップルは永遠に結ばれるんだって』
『どうせ迷信でしょ?』
『ん、もう。夢が無いんだから。ここから近い遊園地の観覧車でキスしたカップルは結婚までしたって結果も出てるんだからね』
『あっそ』
『興味無さ過ぎ!あぁ~、私も彼氏と行きたいな~』
『彼氏いないでしょ』
何時だっただろう。
結夢とこんな会話したよね。
結夢、やっぱり迷信だよ。
私達は結ばれるどころか、今日別れなくちゃいけない。
もしも、もしもあの話が本当ならば
奇跡よ
起こって_____


