「楽しかったね」
夕方になり、全部乗った私は満足していた。
「何処行くんだ?」
出口に向かっていると、頭の上に腕を乗せられた。
「まだ残ってるだろ」
親指でバックを指した。
観覧車・・・・。
「乗ったことないんだろう?」
「・・・・うん」
「行くぞ」
悠斗に手を繋がれ、観覧車に乗った。
「意外と涼しいんだね」
もっと蒸し暑いものかと思ってた。
「最近のには冷房が付いてんだよ」
贅沢ね。
「・・・・・」
ゆっくり、ゆっくりと時間を掛けて上がって行く。
「珠理、隣行っていいか?」
コクンと首を縦に振った。


