あ、意外と美味しい・・・
約束通り悠斗にお好み焼きを奢ってもらった。
「会長」
ベンチに座りながら食べていたら、数人の男の子がやってきた。
「何?」
笑顔を張り付けた。
「あの・・・。これ、食べて下さい」
色々な食べ物を差し出された。
「えーと・・・。気持ちは嬉しいんだけど、私今お金持ってないの」
だから昼飯は悠斗に奢ってもらった。
最初っから奢ってもらうつもりだったけど。
「それなら大丈夫です。タダですから」
「それはちょっと・・・」
チラッ、と悠斗を見た。
「これ全部買う金はねぇけど」
そこまでは思ってないわよ。
「会長、駄目ですか?」
「えーと・・・」
どうすればいいの・・・
「今飯食ってるんだしちょっとだけ貰っとけば?」
「そうだね・・・」
そう言うとかき氷、綿あめ、りんご飴を差し出してきた。
返事をしてしまったからそれを受け取った。
「皆ありがとう」
もう一度笑顔をつくった。
「で、では、ぼ、僕たちはも、戻りますんで」
居た男子が頬を赤らめながら去って行った。
「くくっ。あれは噛みすぎだろ」
悠斗は何が面白かったのか、お腹を抱えて笑っていた。
「ったく。何が面白かったのよ」
「それよりかき氷溶けるぞ」
「え、あぁ・・・」
慌てて氷を口の中に含んだ。
てか、話し流されたし。


