いざ、幕末へ


「はぁ……」

部屋に入ると真琴を起こさぬよう、布団に寝かせた。

そして無意識にため息をつく。
そして自然とさっきの行動について反省した。

…俺はなにやってんだ。
ガキ相手じゃねぇかよ。

それに俺は原田の行動にカチンときて、なぜかあんな行動をした。
こんなモヤモヤする気持ち初めてだ。
この気持ちはなんなんだ…。

だが混乱する気持ちより、俺はある心配の方が気がかりになった。
…明日はきっと自称兄の新八と総司達から仕打ちが待っているはずだろう。
あいつらタチがわりぃんだよ…。

元はといえばこいつが酒に呑まれたのがいけねぇんだよ!
あいつらに仕事たくさん出してやる…。

酒に弱い土方が言える事ではないが、今苛立ちが収まらないので八つ当たりのように真琴の額を軽く叩いた。

「んン…土方さ…ん」

くそ…///
何幸せそうな顔して俺の名前を呼んでやがんだよ…!


今日はこいつに惑わされすぎだ…!
落ち着け、俺…。