「やっと真琴さんと戦えますねー。」

す、すみません。

最近はいろいろ忙しく、試合を断ったのを根に持ってる…!
さすが腹黒~。


私は逃げるようにその場にいた唯一の生き残りの隊士に審判を頼むとそそくさと位置についた。

「はじめ!」

私達は数秒睨み合う。
総司に隙はない。

さすが新撰組の1、2を争う天才剣士だな…。

沖田から仕掛けてくる。

「総司からくるなんて珍しい。」

「今日はそんな気分なんです、よ!」

得意の三段突きをくらう。

私はそれを避け、その隙に小手ねらうが避けられる。
チッ、だめか!!

「真琴さん、さすがですね。」

「総司こそ。
てか今言うことじゃないけどさ、さんって付けんのやめてくれない?
総司がさん付けに加えて敬語ってきも…、気持ち悪い。」

「ふふ、わかった。
本気でいくよ?」




勝負がついた。