ラスボスの部屋の前に到着~!
お分かりの方もいらっしゃると思いますが、新撰組一寝起きが悪いと噂の土方さんでーす!

夜遊び…?
まぁ土方さんは夜まで仕事してるのは知ってるが。
わかってるけどさー、蝋燭が無駄だから朝早くやればいいのに…。

スパーン
「土方さんっ!
朝ですよー!!」

私は勢いよく襖を開け、土方の耳元で叫んでみる。

「うるせぇぇぇ!
叫ぶんじゃねぇ!!」

と怒鳴った後また寝る土方。

は…?
まさかの二度寝…!?

「土方さん、起きてくださいよー。」

これは仕方がないから揺さぶる作戦で。
もうさー人間地道に行かなきゃだよ~。
うん。

グイ
「へっ?」

痛たたた…
なんか腕を引っ張られたと思ったら天井が見えるんだけど?

まさかの布団の中…!?
しかもこいつも下帯派か…!

なぜ世界のおっさんどもはパンツ一丁を好むだろうか。
意味分からん。

そしてなぜ私は下帯一丁(?)の土方なんかと布団で寝てるんだろうか。
てか土方が更にくっついてきたんだけど。

は、肌がくっつく…
くそぅ、気持ち悪ぃわボケ!!

「こんの…色魔ド変態男ぉぉぉ!!!!!」

屯所に私の怒声が響いたそうな。

今日の楽しい朝餉の時間は幹部から白い目で見つめられ、隊士達には男色と勘違いされた土方であった。

ちなみに翌日からの起こし方は真琴による豊玉俳句集の読み上げになったとさ。
(真琴は俳句集を暗記しています。)

ヨカッタネ、これから快適に起きられるよ!


(なんで俺だけ…泣by土方)