あなたとあたしの生きた証

そこを何とか反らして《ありがと》と言ってその場を後にしようとした時、





ふと思い出した





「あっ!千隼今年のバレンタイン持ってきたのあげる!」





幼馴染だから毎年あげている





今年も変わらずあげることにしていた千隼はあたしに飛びついて来た






「ありがと!今年はもらえないと思っていた」