だって、姉ちゃんは俺にとってたった一人の姉貴だったから





俺にはたった一人の姉ちゃんだったのに・・・




こんな別れないよ




今俺は姉ちゃんが眠っている部屋の中の姉ちゃんの前にいる




呆然と見つめる俺に対して、姉ちゃんは何もないかのように眠っている




「姉ちゃん・・・目開けてくれよ、《悠貴》って呼んでよ・・・」