あなたとあたしの生きた証

担任の木下先生がほほ笑みながらあたしを保健室に連れて言ってくれた





おかげでぶさ子は、怪我がなかった





先生に《お前が守ったんだぞ、きれいな顔をすまんな》





先生は悪そうにあたしに謝ってくれた





「先生が謝ることないです。先生は何も悪いことしてないんですから」





感情が持てなかったあたしに、先生は感謝の言葉や謝る素晴らしさ、人を大切に思うこと、きつい言葉を言って傷つけることの感情、色々なことを先生があたしに教えてくれた、初めて担任の先生が先生でよかったと思った