「さっき校門で女の子達に囲まれてたでしょ?何か言われたの?」 駅方面に歩きながらさりげなく尋ねると、優輝は苦笑いを浮かべた。 「誰待ってるんですか~とか、よかったらアド交換しませんか~とか。そんなとこ」 「ふぅん……」 本当は気になるくせに、 『別に気になるわけじゃないけど』 って顔をして聞くあたしは、ホント可愛くない。 「優輝、モテモテじゃん。女の子選び放題だね~」 冗談混じりに言うと、優輝は何故か口の端をクイッと上に持ち上げた。