「あたし、思うんだ。お兄さんがあたし達を出会わせてくれたって」
「俺もそんな気がする」
「今だから言うけどね、あたし、何度も夢を見たの。優輝が事故にあって死んじゃう夢」
あれから、一度も夢を見ていない。
事故にあう夢も……もしかしたらお兄さんからの『気をつけろ』という警告だったのかもしれない。
「……――純恋も?」
すると、優輝は驚いた表情を浮かべた。
「えっ?」
「俺もなんだ。俺も純恋が死ぬ夢を何度も見た。突っ込んできた車が純恋を跳ねるんだ」
「何それ……。どういうこと?」
あたしは優輝が死ぬ夢を見て、優輝はあたしが死ぬ夢を見てたって言うの?



