純恋〜スミレ〜【完】


「何を手伝えばいいの?」


「ジャガイモの皮をむいて、茹でてくれる?」


「ポテトサラダ作るんでしょ?」


「正解。純恋も叶恋も、昔から大好きでしょ?」


「うん、大好き」


そう答えると、お母さんは満足げに頷いた。



こうやって、家族でクリスマスイヴを迎えるのは何年振りだろう。


中学に入学した辺りから、親という存在が急に疎ましくなった。