純恋〜スミレ〜【完】


「……――すみません。これからはちゃんと話を聞きます」


「お、おぉ。分かればよろしい」


「先生、あたし3学期は勉強頑張るよ。分かんないところがあったら教えてね。先生って案外教え方うまいし」


「……――し、白石……お前、熱でもあるのか?」


「ないよ」


「そ、そうか……。さてと、授業を再開しよう。えー……今何ページだ……?」


教壇の上で右往左往して慌てる先生。


先生にあたしの気持ちは届いた……?


あの慌てようからして、きっとほんの少しは届いたってことだろう。


すると、前の席のナナがパッと振り返った。