純恋〜スミレ〜【完】


12月22日。


クリスマスの3日前。


授業中、あたしは先生の目を盗んで退院してきた山城君に声をかけた。


「ねぇ、結局ミナちゃんと寄り戻せたの?」


そう聞くと、山城君はどこか照れ臭そうに頷いた。


「あぁ。白石がお見舞いに来てくれた日に、やり直すことになった」


「そっか。よかったじゃん!!」


「あぁ。そういえば、こないだの話はどうなった?」


「こないだの話って?あたし何か話したっけ?」


「運命は変えられるかどうかって、白石、俺に聞いただろ?」


「ああ、あれ?」


「どうなの?」


「ん~……、変えられるかどうかは分からないけど、後悔しないように日々生きてるよ」


「俺にはよくわかんないけど、なんか色々大変そうだな」


山城君は不思議そうに首を傾げる。