「本当にどこにも行かなくていいのか?」


「うん。優輝は嫌?」


「純恋がそれでいいなら俺はどっちでもいいけどさ」


「じゃあ、決定で!!」


あの夢を現実にさせないためには、家から出ないことが一番のはず。


家から出なければ、事故にあうこともない。


何もせずにただ指をくわえてその日を待つなんて、絶対に嫌。


やらずに後悔するよりも、


やって後悔したほうが100倍ましだ。