「……――優輝!?えっ!?あたし、何してんだろ」 「純恋のマヌケ面、マジウケるんだけど」 「もう、うるさいなぁ……」 ようやく頭が働き始めて唇を尖らせながらベッドから起き上がる。 「あたし、もしかして寝ちゃってた?」 「あぁ。相当疲れてたんだな。何度起こして全然起きねぇし」 「スケートなんてしたの数年ぶりだから」 あたしは数時間前の出来事を思い出して、苦笑いを浮かべた。