「お前、他に男できたわけ?」 「達也には関係ないじゃん」 夢の中で達也を睨みつけたあたし。 達也にとってあたしは浮気相手なんでしょ? くだらない質問してる暇があるなら、ピンクベージュのリップグロスの女のところに早く帰んなよ。 すると、足元がグラついて目の前にいる達也の顔が歪んだ。 目覚めが近い……。 あたしはそのまま吸い込まれるように暗闇に落ちていった。