純恋〜スミレ〜【完】

目の下が少しくぼんでいて、顔色も悪い優輝。


「……――優輝?ねぇ、どうしたの?」


再びうつむいた優輝のおでこにそっと手を伸ばしてハッとする。


「ちょっ……、熱あるよ!?」


「これくらい、大丈夫だから」


「大丈夫じゃないよ!!とにかく、家に帰ろう?」


「まだ、純恋にちゃんと話せてないから……。俺は……お前を……――」


「話はちゃんとする。だから、今は……――」


何とか説得すると、優輝は取り出した携帯で誰かを呼んだ。