「んっ……」
閉ざされたカーテンの隙間から差し込む朝日。
窓の外から聞こえるスズメのさえずり。
狭いシングルベッドの上でクッションを枕代わりに眠っている叶恋。
その寝顔にふっと微笑みかけると、気持ちよさそうに眠る叶恋にそっと布団をかけ直した。
あれから、泣き疲れて眠ってしまったあたし。
一晩泣いて泣いて涙も枯れ果てるほどに泣いて、ほんの少しだけ気持ちが軽くなった気がする。
これも、ずっとあたしを抱き締めていてくれた叶恋のおかげ。
叶恋を起こさないようにベッドから下りて、シャワールームに直行する。
汗と涙まみれの体を綺麗に洗って部屋に戻った時、ふと枕元の携帯に目がいった。



