純恋〜スミレ〜【完】

「も~、どうしちゃったの?優輝先輩となんかあったの!?」


叶恋は床に座り込むあたしの前に腰を下ろすと、ローテーブルの上にあったティッシュBOXからティッシュを2、3枚掴んで引き抜いた。


「ウッ……うぅう……ヒックッ……」


しゃくりあげて泣くあたしに、優輝と何があったのか話す余裕なんてない。


今は、息をすることすら信じられないくらいに苦しい。


そんなあたしの目にティッシュを押しつけて、叶恋はあたしの背中をさすってくれた。


「そんなに泣くと、明日目が腫れちゃうよ~?」


妹に励まされる日が来るなんて。


思わず心の中で苦笑する。