「……麗華に聞いたのか?」 「……――っ」 「今、アイツと一緒にいるのか!?」 優輝の声に動揺の色が広がる。 ねぇ、優輝。 どうして麗華さんに聞いたって分かるの? 優輝が麗華さんに事故の話をしたから……? 「優輝……ちゃんと答えて……?」 優輝のお兄さんの命を奪ったのは、あたしなんだよね? もう一度聞くと、優輝は黙り込んだ。 そっか、そうなんだ。 それはまるで、全てを肯定しているかのようで。