「純恋に相談持ち掛けられたのだって、多分初めてだもん」 「……ハハッ、そうだっけ?」 「そうだよ。泣きたい時に無理して強がって『あたしは平気』みたいな顔してさ。本当は平気じゃないくせに」 「そんなのも……バレてたんだ?」 「当たり前~。何年アンタの親友やってると思ってんのよ。ナメんじゃないわよ」 「プッ。さすが、ナナ様」 偉そうなナナに思わず吹き出すと、ナナはあたしの頭をポンポンッと叩いた。