純恋〜スミレ〜【完】


「お姉ちゃん、もしかして機嫌悪い?」


「別に。普通だけど」


「さーてーはー、優輝先輩と何かあったな~?何?たまにはあたしに相談してよ」


「アンタに相談しても解決しないから」


「も~。お姉ちゃんってばいっつも一人で抱え込むんだから。ストレス溜めると早死にするってよ?」


「……だったら」


「ん?」


「……――だったら、ヒロさんと海行くのキャンセルしてあたしの話聞いてよ」


「へっ?ちょっ、お姉ちゃん?」


「出来ないんでしょ?だったら、あたしの話聞くとか適当なこと言わないで」


突き放したような言い方をするあたしに、叶恋の顔がみるみるうちに曇っていく。


だけど、叶恋は無理矢理笑顔を作った。