「……遅いなぁ……」 委員会って言ってたし、こっちから電話するのも急かしてるみたいでどこか気が引ける。 それに、委員会が終われば優輝が連絡をくれるはずだし。 思いのほか長引いているだけ。 「……――純恋ちゃん?」 その時、ふいにポンポンッと肩を叩かれて。 驚いて振り返ると、視線の先には柔らかい笑みを浮かべた叶恋の彼氏のヒロさんが立っていた。