「じゃあさ、お姉ちゃんは彼氏が他の女の子とメールしてても何とも思わないの?」 「ん~……、何とも思わないってことはないけど、しょうがないし諦める」 「ふぅん。でもまあ、お姉ちゃんの彼氏ならあたしがバッチリ監視しててあげるから安心して?」 叶恋は自慢げに鼻を鳴らす。 優輝が高3で叶恋が高1。 二人は同じ高校の先輩と後輩。 少し前に何気なく優輝と付き合ったという話をすると、叶恋は目を見開いて驚いていた。