「……――んッ……」


おでこに違和感を感じてそっと目を開ける。


「よく寝れたか?」


「えっ……あたし、寝ちゃってた?」


「あぁ。何しても起きねぇの」


「……――嘘……。全然覚えてないや」


ベッドサイドに腰掛けて煙草を吸う優輝越しに見える掛け時計。


時計の針はもう20時を回っている。


エッチの後、ベッドの中で抱き合いながら目を閉じたところで記憶がプツリと途切れてる。