もう洋服に着替えてるわけだし、背中にジェルを塗ってもらうためには洋服を脱いで下着姿にならないとだし……。 バカすぎる、あたし。 これじゃ、誘ってるって思われても仕方ないじゃん。 優輝に意地悪を言ったつもりが、墓穴を掘っていた。 「塗ってやりたかったのに残念」 クックッと勝ち誇ったように喉を鳴らして笑うと、優輝はテーブルの上の灰皿を自分の方に引き寄せた。