「あんまり気にすんなって。一瞬でそんなに見えなかったし」 「でも、少しは見えたんでしょ?」 「だから少しだって」 「少しってどのくらい!?」 優輝はイジけるあたしを励ます様にポンッと頭を叩く。 「……分かった。じゃあ、後で俺だけに見せろよ」 「……――はいっ!?」 なにそれ。俺だけにってどういうこと!? 思わず顔を持ち上げると、優輝は「やっと顔上げた」と柔らかい笑みを浮かべた。