「大丈夫。吐き気もなくなったし。

明日の状態見て明後日退院出来るかもって」

「そう??よかったわ」

「本当に安心しました」

2人は本当に安心そう、嬉しそうにほほ笑んだ。

「お母さん??もう仕事戻っていいよ。心配でしょ??」

「え??大丈夫よ。今はそこまで忙しくないの。

だから大丈夫。明日まではここにいるわ」

忙しくないって…。

絶対嘘だよね。

だって…。

あんな大企業なのに。

でも…今はお母さんの優しさに

甘えておこう。

そういえば…。

「高嗣と架璃拿に…。

そろそろ連絡しないとヤバいよね??」

「そうですね…。

とても心配していましたから。

明日にでも家から彌嘉様の携帯をお持ちしますので…。連絡してみては??」

「そうだね。そうする。」

高嗣と

架璃拿があたしから

離れて行かないのを願って…。