「あたしがっ…身代わりになるから‼‼

頼むからその2人を離してくれっ…

いや。離してくださいっ…」

って彌嘉は

土下座をした。

誰の血かもわからない大量の

血がついてるコンクリートに

頭をつけて。

「立てよ」

瀬伊摩が低い声で

彌嘉に言った。

そして

彌嘉が立った時

あいつの首に

銃が押し付けられた

「彌嘉‼‼逃げろ!!」

俺はあいつを助けたくて。

とにかく暴れた。

でも体を縄で縛られてて

力も出ない。

彌嘉が瀬伊摩に何かを言った時

首から銃が離れた。

そして彌嘉が俺らに近寄ってくる。

俺らの前でしゃがんだ時。

あちこちに血が付いてて。

拳はもう…赤で染まっていた。

「ごめん…2人とも。

まだ死なないけど。あたしは…

2人を失いたくないから」

「最後まで弱いあたしで…

ごめんな??」