あたしは真っ先に

華季禰の倉庫へと向かった。

すでに倉庫の中では

緊張感が漂っていた…。

「皆……」

「総長‼‼高嗣さんは!?」

「今日は…

あたしと組員だけで戦う」

「!?」

皆がこういう反応するのは分かってた。

「もし…怖いなら

行かなくていい。強制しないから」

大怪我なんてことになったら

あたしの立場が…。

「何言ってんすか。」

あたしの後ろからある組員が声を出す

「総長が決めたことは…

俺らが付いていく。怖いなんて思ってないっすよ‼‼」

「そうです‼‼俺らは

総長についていくって決めてますから‼」

皆…

ありがとう。

そして…ごめん。

今は皆に謝らないでおく。

「じゃぁ…行くぞ‼‼」

「「「「はいっ‼」」」」

高嗣…

架璃拿。

心配しないで。

必ず…帰ってくる。