旦那様はドクター


「…彼方…」


気が付くと、泣きながら、彼方の名前を呼んでいた。


必死で、落ち着かせようとする智貴君。



すると、

何かが私を包んでくれた。


あっ私、この温もり知ってる…。
いつも、私を安心させてくれる。