「これから…愛し合っちゃおうか?」 「えっ…?」 至近距離で囁かれて、胸が高鳴る。 「どうせならもう…2人目も作ろうか」 優人さんはスルリとあたしの着ているニットワンピの中に手を入れてくる。 「ちょっ!ちょっと待って!愛人が――…」 「愛人なら寝てるから大丈夫だ。それに……愛人をお兄ちゃんにしてやりたいとか思わない?」 あ、確かに…。 一人っ子は寂しいよね。 愛人には兄弟を作ってあげたい。