…「ただいまー」 愛希姫が髪を乾かし終えて戻ってきてからしばらくすると、 妃南さんの言った通り皇大さんが帰ってきた。 「「「おかえりなさい」」」 リビングにいた3人の声が重なった。 妃南さんが皇大さんの上着やらを受けとる。 やっぱり絵になる2人だ、としみじみ思った。 「ねぇっ、パパー、あのね!…」 皇大さんが食事をしながら愛希姫のパーティーの話を楽しそうに聞いていた。 どうやら仕立屋が来るのは明日に決まったようだ。