「今日はこれでお別れだ」


「一生お別れでいい」


「冷たい猫だな。まぁ、いずれ嫌でも会いに行ってやるよ」


「来なくていいっ」



男の人は


フッと笑った



「変なことに巻き込まれないようになぁ」


「‥分かってる」


「じゃあ、またな?黒猫くん‥」



男の人は


クスクス笑いながら


路地裏から


出て行った



「…はぁ」



…凄く


疲れた



外って‥


めんどくさい、かも‥