庵は静かに


ゆっくり


目を閉じた



すると、


1人の男が


庵に迫ってきていた



「っ!!庵っ!!!」



僕は


目を閉じたままの庵を


呼んだ



庵は


口角を上げ


スッと目を開けた



「‥柏に、ぶっ飛ばされそう…」


「庵…」


「離れてな、音」



僕はピョンッと


庵の肩から


飛び降りた



庵は向かってくる敵に


向かっていき


比奈達同様に


闘い始めた



「…」



僕は走り出す



敵の足を


崩す為に……