比奈の


その行動により


全員が動いた



ただ、


庵だけは


違った



「庵っ」



僕は


庵の肩に


飛び乗った



「しっかりしてっ、庵!!」


「……音……柏達………死んだのか‥?」



僕は庵の言葉に


口をキツく結んだ



だけど‥、


言わなきゃ……



「…そうだよ」


「っ」


「でもっ!!今はそんな話、してる場合じゃないっ!!!」



庵はキッと


僕を睨んだ



「死んだんだぞっ……もう‥会えないんだぞっ‥」



僕は


今にも泣きそうな


庵の頬を


引っ掻いた