僕等は野良猫






「…なんで、ゼロ様が‥」


『あ?これは俺の仕事だからに決まってんだろ、元人間』



ゼロ様は


大きな大きな‥


真っ黒の鎌を振り上げた



『…コイツ等の魂を回収しないといけないんだよ。どっか行け』


「……3人は……、ちゃんと幸せになれますか‥?」



僕の問いに


ゼロ様はかなり大きな


溜め息をついた



『…それは、コイツ等次第だ。俺の知ったことじゃない』


「……」


『お前だってそうだろ。自分の意志で、猫として「今」を生きてんだろ』



ゼロ様は


視線だけを


僕に向けた